花の香りを運んでくる季節となれば、端午の節句へと心も浮き立つ
◇ 端午とは語源は「初めの五」の意味で、もともとは「端五」と書き、「五」と「午」とは
同音であるため「端午」と書くようになりました。
端午とは、月初めの午(うま)の日のこと、「端」は「『初め」という意味で、
中国では5月が午の月で、 また同じ数字が重なることを縁起良しとし、
5月5日を端午の節句として祝うようになりました。
端午の節句には、屋内に鎧・兜・武者人形・破魔弓を飾り、また戸外では鯉幟・幟旗を立て、菖蒲を軒に挿し、粽・柏餅を食し、そして菖蒲湯に入って、菖蒲の枕で寝る。
◇ 日本人は古代からもともと農作業(主として稲作)を生業とし、自然との関わり大切にしてきました。端午の節句は早乙女(田植えをする乙女=田の神に仕える巫女と考えられていた。)が田植えに備えて家に籠もって、菖蒲を束ねて、軒下に挿して田の神様をまつった、女の人の節句の日でした。
それに古代中国では5月5日の祝日の日に、菖蒲(サトイモ科の植物)の草を摘み、お酒を作って飲み、病気にならないよう、また災厄を避けられますようにと祈った風習がありました。その二つが結びついとされます。どちらも菖蒲を道具として使っていました。
日本でも薬草の菖蒲には邪気を祓う力があると信じられていました。
そこで5月5日には菖蒲を軒に挿して家から邪気を払ったり、
菖蒲湯に入って病気にならないようにと、祈ったのです。
◇ 二十四節気の一つ。
春分から十五日目で、四月五日頃にあたる。
清浄明潔を略したものといわれ、天地がすがすがしく明るい空気に満ちてくることを言う。
五月人形もこの頃が一番飾り頃になります。鯉のぼりもようやく庭先を賑わします。
◇ 五月人形や鯉のぼりを飾るのは、四月五日頃の「清明」ごろには初節句、外飾りの鯉のぼりは飾りたいものです。
かたづけは季節の節目を祝うのも遅くとも五月中旬までに、
天気のよい、乾燥した日にかたづけましょう。
◇ 粽
5月5日に昔中国で屈原(くつげん)という政治家であり詩人でもある方を偲んで粽で供養した中国の風習が
日本に伝わりました。
◇ 柏餅
柏の葉はなかなか枝から落ちないという縁起の良いものとされ、柏の木には葉守の神が宿ると信じられ、祝いの行事と結びつきました。
また、邪気を払う願いをこめて端午の節句に食するとされています。
◇ 立春から数えて八十八日目の夜を八十八夜といいます。
ちょうどその頃になると霜がおりる心配もなく、稲を植えたり、種を蒔いたりするのにちょうどいい時期になります。
五月に入って、突然気温が下がって霜がおりることを「八十八夜の忘れ霜」といいます。
有名な茶つみの歌に「夏も近づく八十八夜」とあるように、新茶の美味しい季節もこの頃です。
八十八夜のお茶は、若芽の渋みも少なく、葉も養分がのって旨味が出てきます。
◇ 「目に青葉、山ほととぎす初がつお」と有名な句にあるように、初夏にふさわしい魚はなんと言っても初がつお。
かつおの群れが土佐沖から房総半島沖に黒潮にのってくる頃、ちょうど江戸は青葉の季節を迎えるというわけです。
江戸時代には、女房を質に入れても・・・・というように、江戸っ子の心意気で初がつおを
食べていたようです。
かつおには、血液中のコレステロールを減らす効果のあるタウリンを含んでいますので、
この時期にかつおを食べるのは健康のためにもとってもよいことです。
◇ 梢から聞こえる可愛いさえずり、心がなごんできます。
そんな、可愛い小鳥たちを守ろうという目的で決められたのが愛鳥週間です。
私たちのまわりでは、約五百種の野鳥を見ることができます。
そのうちの半分は数千キロ近くを旅して日本へやってくる渡り鳥です。
春から初夏にかけては、鳥たちにとって大切な子育ての時期、
大事に見守ってあげましょう。
近年、野鳥をめぐる環境は悪くなる一方ですが、自然の中で私たちにやすらぎを
与えてくれる小鳥たちの姿をこの機会に観察してみてはいかがですか。
五節句とは季節の節目に当たる日で、一年に五回の節句を祝う。
◇新しい年の初め、七草をお粥に仕立てて食し、一年の邪気払いをする。
1月1日は特別の日とされ、奇数の重なる日を選らばれているが
1月だけは7日になっている。
- 七草粥には春の七草せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)
- の入ったかゆを食します。
◇ 婦女の節句、室町時代からの供え物に゛桃花酒゛または゛白酒゛菱餅を
お供えします。
◇ 菖蒲湯に入ったり、菖蒲を屋根に葺いたり、悪いことが起こらないように祈ります。
粽、柏餅を食します。
◇ 昔、七月七日は水の神様をお迎えする行事の日でした。
棚機つ女(タナバタツメ)とい呼ばれる女の人が夜通し機を織り、
織り上がると神様にお供えをして、病気、災いが無い様にと、お願いをしました。
江戸時代に町の人にも広まり、願い事を短冊に書いて、笹竹につるすようになりました。
◇
陽の数の「九」が重なることをめでたいとして『重陽』『重九』とも言う。
中国には「登高」として、野に出て丘に登り、
丘の上で、長寿を祈り、菊花を浮かべた『菊の酒』を飲んだ。
邪気を払うためにグミを入れた袋を身につけて、グミの酒を飲む。
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