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人形のまち岩槻 小木人形人形のまち岩槻 小木人形

ひな祭り(3月3日)は桃の節句ともいわれ、雛人形・桃の花を飾ってお祝いです。

★  お子さまに『ひな祭り』のいろいろなお話をしてあげて下さい  ★


ひな祭りの風習が一般庶民に浸透されたのは、
江戸時代中期以降
お内裏さま―男雛・束帯姿、女雛・十二単姿 雛人形には大切なお役目の方々の15人です。お役目のご紹介をしております。
三人官女・宮廷の女官さん
一番上段は『お内裏さま』といってお殿さまとお姫さまは夫婦の理想像天皇様、皇后様のよう良縁にめぐり会えますようにと祈りを籠めて飾ります。
関東地方では向かって左が男びな、右が女びなの並べ方が多く、また京都では男びなが右に、女雛が左に飾ります。
上から二段目は『三人官女』です。
お祝いの白酒を持ってお仕えしています。両脇が立ち姿、真ん中中央が座り姿て゜、持ち物は向かって右から、長柄銚子(
ながえのちょうし)、嶋台、加えの銚子または提子(ひさげ)という並べ順になり、中央の松竹梅を飾り付けた「嶋台」の代わりに「三方」を持たせることもあります。
男雛の冠の纓が立纓(りゅうえい)といって纓が上に上がっているのは天皇です。 中央に座している官女fは既婚者で眉なしです。
五人囃子-能楽の囃子方をかたちどったもの。 隋臣・宮廷を警護する儀仗姿の武官
雛人形は公家社会をあらわしています。
上から三段目は『五人囃子』です。
今でいう美少年の楽団です。打楽器に笛を加えた能楽の囃子で向かって左から太鼓、大鼓
(おおかわ)、小鼓(こかわ)、笛、謡の五人揃い、鳴り物の大きな音の順に並びます

仕丁(三人上戸)・向かって左から、怒り・泣き・笑い 上から四段目は『隋臣』です。
家や人を守る仕事の右大臣、左大臣で文武両道の意味深く、老人と若人で一組になります。左大臣(老人)は学問と知性の持ち主で向かって右側に座し、右大臣(若人)は力を司るものです。

冠はお内裏様と同じにかぶせ、巻纓(けんえい)および耳飾りのような緌(おいかけ)をつけます。
左手には弓を持たせ袖に挟み、矢は羽根を下に右手に持たせます。
背負い矢は、向かって右の肩から先が見えるようにします。
上から五段目が『仕丁』(衛士)です。
いろいろなお仕事のお世話をしております。泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸の三人一組で、御所の掃除道具の箒、塵取、熊手が持ち物になっています。
また、関東では大名行列の沓台、台笠、立笠を
持った飾りもあります。
向かって左から『台笠』『沓台』『立傘』または『泣き顔の熊手』『怒り顔の塵取り』『笑い顔のほうき』 

♪ また、今年も私を宜しくお願いいたします。娘たちも雛人形にごあいさつ ♪

うれしいひなまつり』の歌詩には、いろいろなおひなさまが登場します。お子様と歌いながら、
それぞれのおひなさまを確認しながら飾ってあげるのは、とても楽しいことです
ひな祭りには桃の花と雛人形を飾ります。雛壇には毛氈を敷いて、お内裏様、官女、五人囃子、左大臣・右大臣の随身と仕丁たちが勢ぞろい。屏風に雪洞、左近の桜・右近の橘、嫁入り道具にお駕籠に御所車。

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★ おひなさまの飾り方のご案内 ★

■ 物への大切さはおひなさまを大切にしているお母様の姿が教えます ■

  1. おひなさまの飾っておく場所を決めます。
     ・ お子様が小さい場合には安全な場所を第一に考えて頂きます。
     ・ 床の間の上に飾る場合に本などで床との高さの調整をしておくと便利です。
     
  2. おひなさまの飾り方のパンフレットは手元に用意します。
     
  3. おひなさま一式を取り出す前にメモ帳か写真を撮って保存しておきます。
     ・ おひなさまは型くずれ防止に注意を払って収納を考えてございますので、特に注意して下さい。
     ・ 収納する場合にも役立ちますので是非お願い致します。
     
  4. 飾りつけにはお人形に限らずすべて白い布製の手袋をご使用下さい。
     ・ 素手では手油がついたり、ゴミがつきやすく、引っかき傷の発生にもなります。
     
  5. おひなさまを飾る前に飾り台、屏風、雪洞、桜橘、お道具等を確認しながら出します。
     ・ 屏風の上下、飾り台の前後は特に気をつけて下さい。
     ・ 桜橘を箱から取り出す際、素材により壊れやすい物もあります、そっと丁寧に出してください。
     
  6. おひなさまは男雛、女雛に限らずすべてのお人形はお顔に紙などで覆いをしますので、
    剥がす際には髪のくずれをしないため、そっと無理をしないで丁寧にお願いいたします。
     ・ 薄紙や顔紙は捨てずにとっておいて下さい。  
     
  7. おひなさまにはところどころにセロハンをかけてありますので、なるべく外さない方が良いでしょう。

    雛人形の飾り方 親王殿 平緒雛人形の飾り方 親王姫 袴(はかま) ・ 男雛の「平緒の垂れ」は外すと丸くボンボンのように
    なりますので、外さない方がいつも見立てが綺麗です。

    ・ 女雛の袴などは汚れを防ぎますので、
    外さない方が汚れを防げます。

     
  8. おひなさまの持ち物の持たせ方で多少はお人形の腕は自由に動きますので、調整して下さい。
     ・ 物によっては手から落ちやすいものが有りますが、綿などで工夫してください。
     ・ 収納する場合はいつでも外した状態で保存をしますので、取り付け完了時は写真を撮ります。
      
  1. 一応飾りつけが終わりましたら、少し離れた場所から再確認して下さい。
    また、全体写真も撮ってください。
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おひなさまの納められる箱には、お子様のお名前・生年月日・贈り主の
お名前を書き記しておくことも思い出になります

お母様のおひなさまと並べて飾って見ることも楽しいでしょう。

■  おひなさまの冠・持ち物のつけ方  

一番最上段には内裏雛

◆ 男雛
冠のつけ方・冠を頭に載せて正しく正面に向け格好のよい位置を
定めてから、押さえながら紐をあごにかけて結びます。

(えい)がまっすぐ立つように冠の後ろの穴に差し込みます。
(しゃく)は右の握った方の手に差し込み、
太刀(たち)は左の腰の袖の下 に挟みこむようにして後ろの方が
ぴんと跳ね上がるように持たせます。      
◆ 女雛
冠は玉串を使用して固定してありますから、別に冠は入ります。

桧扇(ひおうぎ)は開いて両手に持たせますが、手の内が狭い場合は静かに広げて持たせます。

雛人形・飾り方 しまい方 雛人形の飾り方・しまい方 親王冠のつけ方 雛人形の飾り方・しまい方 親王冠のつけ方
親指・人差し指を図のように紐で輪を二つ作ります。 冠を頭に載せて正しく正面に向け
格好のよい位置を定めてから、
人差し指で軽く押さえながら紐を
あごにかけて結びます。

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二段目には官女

向かって左から加えの銚子(提子)・三方または島台・長柄の銚子
加え銚子は長柄銚子に酒を注ぎ入れ、長柄銚子は酒を杯に注ぎます。
雛人形 三人官女・加えの銚子 雛人形 三人官女・島台または三方 雛人形 三人官女・長柄の銚子

座った官女の持ち物が【三方(さんぼう)】に
変わるセットもあります。
座った官女さんは眉毛がございません。
⇒⇒ 雛人形・官女 小道具 三方 雛人形・官女 小道具 三方
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三段目には五人囃子

◆ 太鼓
太鼓台を組み立て、太鼓を載せます。
太鼓の場合は他の五人囃子と違い幾分斜め向きにいたします。
ばちは、左右の手に持たせますが、太さは紙等により調整してください。
◆ 大鼓
左握り手で大鼓の胴を持たせ、左膝上に押さえるような心持に持たせます。
◆ 小鼓
左握り手で小鼓の胴を持たせ、右肩に担がせます。
◆ 笛
手を少し動かし口、手、手の三方を良く確かめて直し、左手を若干外に引き気味に持たせます。
◆ 謡
扇を右の握った手のように持たせます。
五人囃子に替えて雅楽を奏でる楽人もある。

五楽人の並べ方は向かって左から横笛、篳篥(ひちりき)
火焔太鼓、笙
(しょう)、羯鼓(かっこ)

七楽人の並べ方は向かって左から琴、横笛、篳篥
(ひちりき)
火焔太鼓、琵琶、笙
(しょう)、羯鼓(かっこ)
雛人形・15人揃 五人囃子

雛人形十五人揃段飾り・五人囃子 太鼓 雛人形十五人揃段飾り・五人囃子 大鼓 雛人形十五人揃段飾り・五人囃子 小鼓 雛人形十五人揃段飾り・五人囃子 笛 雛人形十五人揃段飾り・五人囃子 謡

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四段目には隋身

矢大臣ともいいます。また、宮廷を賢護する儀仗姿で左大臣・右大臣とも言います。
持ち物は左大臣、右大臣とも同じです。

紐をあごに結ぶときは耳飾りのような緌(おいかけ)は耳の上に止め、両方より顔をおうようにします。
持ち矢は右手に羽根を下に向けて持たせます。
弓は左手にそりを上にして斜めに小脇に抱え込むようにして持たせます。
背負い矢は紐に結び羽根が左肩に出るようにします。
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五段目には仕丁

衛士とも言う。また三人上戸とも呼ばれます。

向かって左から台笠(怒り上戸)・沓台(泣き上戸)・立傘(笑い上戸)

雛人形十五人揃段飾り・仕丁 台笠 怒り上戸 雛人形十五人揃段飾り・仕丁 立傘(笑い上戸)

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★  おひなさまも桜橘、嫁入り道具がついて七段飾りになるとさすがに豪華です  ★

『緋毛氈』はひな祭りには
格別の華やぎを演出。

昔「天然痘」除けと、
「蚤」除けとしての
意味篭め飾りました。
調度品・嫁入り道具-箪笥、長持ち、鏡台、針箱
五段目には御所の紫宸殿前の
左近の桜右近の橘を模写し、
向かって右に桜の木、左に黄色の実のついた橘の木を配します。

桜橘の代わりに紅梅、白梅を
組み合わせの飾り方もあります。

    六段目は箪笥、鋏箱,長持、鏡台、針箱、火鉢、茶の湯道具
    七段目は御駕籠、重箱、御所車

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★ ひな祭りのお供え物のご紹介 ★

■ 節供と節句の持つ意味 ■       ⇒⇒  桃の節句と言いますが、桜橘との関係について!? 

女子、子供はひな段に桃の花、白酒、草もちを供え、その前で会食をすることを好みます。

昔の人は農耕仕事が忙しくなる前の一日を集団で野山や海辺で共同飲食をする行事が三月三日や四月八日に多くありました。

その風習が今のおひなさまと共に賑やかに会食を楽しむことになったようです

現在は節供を節句と書く所が多いですが、本来は神さまに供えた供え物自体ですが、
これを行う日そのもを「せっく」としたからです。

待ち遠しい春は確かに近づき、雪国でも次第に雪も解け、地面には草も萌え出す。

立春をむかえると、春の気配も色濃く、梅の花も満開となり、瞬く間に、
すみれ、たんぽぽ、れんげ、ねこやなぎ、ひがんさくら、ももなど花が咲き始める。

そんな中の3月3日にいろいろな供物を神さま、仏様にお供えしお祭りして供養をいたします。

★ おひなさまのお供えものの数々 ★ 

『菱餅』

広辞苑には(イヤオイの転 ) 陰暦三月の異称・草木がいよいよ生い茂るとなっている。

時には春嵐といって、激しい風も吹くこともある。春雷といって、雷の鳴ることもある。こんな定まらない気候の中に季節の移り変わりを的確に捉えているものに雛人形のお供え物として欠くことが出来ない菱餅がございます。

白・緑・赤の三種類の餅をを菱形に切って三枚重ねをしたもの。
白は雪、邪気を祓うとされているよもぎ餅の緑色、桃の花の赤と、
待ちに待っての若草の萌え出る頃の様子を表わしています。

形が尖っているということも邪気を祓う意味の名残とされています。

江戸時代頃までは、白と緑の二段重ねと言われている。今の多くは紅、白、緑の三色。特に決まりはないが黄と赤を加えた五色の重ねもある。
菱餅の赤を桃の花、
緑を草餅、白を白酒ともする
『白酒』

室町時代からの供え物の「白酒」または「桃花酒」
昔は雛祭りは女の子だけのお祭りでなく、女性たも雛人形で遊び、野に出かけ、
たくさんの女性たちが集まって、雛を流した後に白酒をかわしながら楽しく日を過ごしました。

白酒の由来は、大蛇を宿ってしまった女性が3月3日に白酒を飲むと、胎内の大蛇を流産させることが出来ると事を聞きそのようにしたお話しから、胎内に悪い子が宿らないように、3月3日に白酒を飲むようになりました。
古く古事記から邪気を払う力があるとされている、桃の花びらを白酒に浮かべて飲むことは、風情豊か、また縁起よしとして良くなされている飲み方です。
元来、ひなまつりに飲まれていたのは、『桃花酒』という、桃の花を浸したお酒で縁起物として飲まれていた。その後この桃の酒は甘酒に似た白酒に姿を変えていきました。
「曲水の宴」で和歌を詠む。
この際に桃酒を飲み、
ヨモギ餅を食べ
身体の邪気払いをした。
『丸餅』 

高杯で飾る二重かさねのお餅は
赤と白で太陽と月を象徴する意味がこめられています。
官女の間に高杯を置き、紅白のめでたい重ね餅を供えます
高く脚をつけた丸い皿。高坏とも書く。一対で用いられる。

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★ おひなさまはいつごろ飾ったら良いのかしら? ★

旧暦では、立春「春が立つ・春の始まり」が新年の始まり・元旦とされています。
前日の節分が大晦日と言うことになります。

昔から自然と向き合い植物と関わり合ってきたことで、「年」・「春」の枕詞の「あらたまの」の通り、
冬とは物すべてが枯れ、春に新しくしっかりと力つけ芽を出してくる。

このように日本人は、元旦はすべてのもの、太陽や月・火も水も草も木が生まれ変わると言う
とても大切な意味があると考えられてきました。
二十四節気一覧 ひな祭りに関する  立春 雨水 啓蟄
初節句は早くお飾りなられますことをお勧めいたします。
お祝前に「初節句を致します。」とご案内をし、贈り物を祝いされる方は立春には品物が届けられる場合が多いです。


ところで、雛人形は二十四節気の一つ「雨水」に飾ると良いとされる所もございます。
これは毎年2月18日か19日にあたりますが、
「日本大歳時記」によると雪が雨に変わる、雪や氷が解けて水となる。という意から雨水と呼ばれます。

元旦中心の旧正月儀礼を「大正月」または「男の正月」、元旦から数えて15日を中心にした旧正月儀礼を
「小正月」または「女正月」とし雛人形を飾るに最もふさわしい日とか言うこともあるようです。

現在でも各地いろいろ風習・しきたり等がまだ残されている所がございますので、
初節供の際には里親様の方で先方様に一応ご相談をされて
初雛人形をお飾りになられますようにお勧めいたします。

また、雨水の日にお供えものをされ方法もあるようです。




★ おひなさまのしまい方のご案内 ★


おひなさまは天気の良い、空気がよく乾燥している日にお願いいたします。、
  • お人形についているゴミやホコリは人形専門の毛ばたきで良く落とします。
  • 顔・手は素手では触らないようにして手袋などをして取り扱いしてください。
  • 顔などは柔らかい紙(ティシュペーパー可)で包みます。
  • お人形のそれぞれの持ち道具は取り外します。
  • お人形やお道具は、それぞれ決まった箱の中に収納してください。
  • 大きなな箱の中にいくつかのお人形やお道具を納める場合、
    動かないように隙間に柔らかい紙などを軽く詰めてください。
  • 防虫剤はお人形、ぼんぼり、桜橘に入れます。
    お人形に防虫剤が直接触れないようにしてください。
    樹脂製品には使用出来ません。
  • 違う種類の防虫剤を一緒に入れないでください。
    たとえば/ナフタリンと樟脳
  • 収納場所には気をつけましょう。
    湿気が多い場所、直射日光の当たる場所、室内温度の高低の激しい場所は避けてください。


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繧繝・多色の美しい織物。内裏雛の御座の畳縁や毛氈の下段の縁に用いる。
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